【足立区プラスポイント9】区民農園が多い
足立区の緑と都心部の緑は、種類がかなり違う。
都心部の緑は公園がほとんどで、畑などはほとんど見かけない。
それに対して足立区の緑は、公園も多いが農地もかなりの割合を占めていると思う。
前の住所は中野区だったが、親子農園というのがひとつだけあった。
子供がいる家庭に限って、年額3000円という格安で、10㎡くらいの区画を1年間貸してもらえた。
住んでいたところは新宿区との境界で、農園があるのは杉並区との境界。
自転車で頑張って行くか、電車で行くかだったし、小さい子供を連れてだったので移動は大変。
手間がかからない作物を選んで、通ったのはせいぜい月1回くらい。
でも、子供と一緒に土に触れられたのはよかったし、サツマイモが大量にとれたのでよかった。
しかし、その唯一の農園もなくなってしまった。
足立区に引っ越してきて区民農園について調べたら、農園の数がすごい!
歩いて行ける場所に区民農園が2か所あるし、1年でなく2年使える。
15㎡あって、区画も前より少し広め。
年額6000円で、前よりは少し高いが、駐車場と同じくらいの広さを月額500円で使えるというのは、超格安。
同じ広さの駐車場を普通に借りたら、月1万はする。
早速申し込んだら、無事に家の最寄りの農園が使えることになった。
空いている区画も少しだけあったので、区画の数より応募者が少なかったのだろう。
前は親子農園だったのでみんな子供連れで、初心者の人も多かったが、こちらはそういう縛りがないので、ほとんど年配の方がやっている。
育て方もかなり熟練していて、区画の境界に壁を作って、狭い区画で無駄なくびっしり作物を育てている。
うちはほとんど初心者なので、周りと比べるとすごい雑な育て方になってしまっている。
それでも、畑には頻繁に行けるし、自分で育てたものを収穫するのはうれしい。
さらに区民農園の他に、初心者向けに一から指導してくれる畑もある。
でも、そこは区民農園に比べるとかなりお金がかかるので、うちは安く使える区民農園の方にした。
畑は密にならないし、換気も問題ないので、高齢の方々が集まって世間話もできる、ちょうどいいコミュニティの場になっている。
年を取ると、畑を生きがいのひとつにする人も多いと思うが、そういう意味でも暮らしやすい環境である。
都心部で畑をやるとしたら、民間の超高額なところを借りるか、家からだいぶ離れたところに通うしかない。
ちなみに、新宿ニューマンの屋上に畑があるみたいだが、3㎡(足立区区民農園の5分の1)で14万円。
㎡あたりの単価でいうと、区民農園の100倍以上!
手軽に畑を使えるという環境はぜひ残していってほしい。